イントロ
基本的に嘘はつけない性格なので、レビューに値しないものは記事にはしない主義である。
だが、今回のものはある意味で面白いと思ったので紹介したいと思う。
紹介するもの
今回は「タイヤ空気圧監視システム」を紹介したいと思う。
私の購入したものは下記リンクのものである。
「OBEST タイヤ空気圧監視システム 2外部センサー ワイヤレスTPMS リアルタイム監視 バイク用」
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B074NWM3B7/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1
4輪のコミュニティでは有名すぎて話のネタにはならないのだが、2輪ではまだまだ知られていないがタイヤの性能がより大切な2輪だからこそ必要なギアであると考えている。
さて、装着後の様子は次の画像の通り(笑
撮影は10月のはじめの頃であることと約1時間の走行後のため、タイヤ内部の温度が高めに出ている。
このデバイスで得られるデータとしては、製品名の通り「空気圧(BarまたはPSI単位)」と「タイヤの内部空気温度」である。
なぜこのデバイスを導入したかというと、「気温が寒い時期に夏場と同じ走り方をするとスリップして転倒する!」という話をよく聞くため、タイヤの状態を走行時でも監視できたほうがよいと感じたためである。
ちなみに、デバイスが表示しているデータの精度(絶対値のずれ)は求めておらず、走行前後や走行中の相対値が比較できれば問題はない。そして一番大切なのは得られるデータとその時のタイヤ表面の温度を素手で確かめることである。
簡単な仕組みのデバイスなので取り付けに抵抗はないと思われる。普段から何かといじっている人であれば、正味10分もかからないだろう。
実験結果
10月の頃の話にはなるが、風のない晴れている日で気温が20度前後の時でも、1時間走って「フロント+2℃, リア+5℃」が平均的な結果であった。
その時にデバイスが示しているデータが上記画像のもので、タイヤを素手で触るとフロントはほんのり温かい、リアはじんわりと温かい感じであった(笑
11月に入り、同じ条件でも気温が10度前後になると、「フロント+8℃, リア+10℃」と最初の温度が低いためΔとしては大きく見えるかもしれない。このときに手がキンキンに冷えている状態でフロントが若干温かい、リアはほんのり温かい程度までしか上がらなくなってしまった。温度表示的には「F:18℃, R:20」ほどであった。
ここまでは初期温度が低くても走行能力には大して影響が出ていないことを確認している。
しかし、雨の日はまた別である。
雨で路面が常に濡れていると、前後比で「F±0またはマイナス, R+2」であった。
しかし、雨の日でも乗るような人はタイヤ温度云々の前に路面のミュー(専門用語で恐縮だが、路面抵抗の意味)が低下しているため、ラフな運転はせず足元に留意をするはずだ。
総括
「タイヤの温度は町中を走る程度であれば気にする必要はない!」ということが言える。
*極寒の時期にまだ走れていない状態での結果であるので変化があれば追加レビューで訂正します(笑
ただ、むやみに水たまりへ入ったり、マンホールを乗り越えたり、道路のわきのごみやほこりのたまっているような路面のミューが低い箇所を走行するときはこの結果とは一致しないので注意してくれ。
このような結果にはなってしまうが、安価な追加投資でコックピットに新たなメーターが付けられて話のネタとして仕込んでおけることは、ガジェット好きとしては非常に面白い製品であると考えている。
アウトロ
気になった・興味を持った時が吉日である。
ぜひともデータを取り、その時の走行感をシェアしてもらえると記事を書くモチベーションにつながる。
用品系では、この時期の服装についても書きたいなと考えているのでお楽しみに!