イントロ
今回はこのツイートについて深掘りします。
人間関係が多い必要ってあるのでしょうか。私はズバリ必要ないと言い切ります。
これは職を転々としてきたからこそ言えることであるかもしれません。
この記事を見て、ご自身の立場でも考えてみてください。何かしらの影響を与えてくる人物が浮き上がってくるはずです。
それでは詳しく見てみましょう。
結果
あなたの人間関係の5%を切りましょう。
*100人いるなら5人、10人なら1人でOK
その5%の人々は「エネルギーとかやる気や活力を奪う人」だったり、「不健康な行動や不適切な行動を助長する人」であり必要がありません。今後もその人たちと関わることで、あなたの昇進やプロジェクトの成功を妨げられてしまいます。
人物の洗い出し方
手っ取り早く人物を洗い出す方法として「1日再構成法」をオススメします。
こちらは、行動経済学者のポール・ドーランが提唱した方法です。
詳しい方法や実例などについては書籍の「幸せな選択、不幸な選択 — 行動科学で最高の人生をデザインする」を確認してもらえればと思いますが、ここではポイントを絞ってお伝えします。
まず、毎日の出来事について(時間や相手など)を書き出してみて下さい。
次に、その出来事の点数をつけて下さい。この点数というのは満足度を表します。
つまり「いつ、誰と、何をしているときの点数がいくつか」を整理することで満足度が分かります。
そして、点数が低いものの傾向がつかめるので、あなたのエネルギーを奪っている人が洗い出せます。
ちなみに、集計期間は1週間から1か月くらいは見てください。ひとは気分によって満足度が変わったりしますので、データの偏りを防ぐためです。
本来は行動前の期待値と行動後の満足度で評価をしますが、今回は簡易版として取り組みやすいように満足度だけで評価をしています。安心してください。私もめんどくさくて期待値は出していませんでした(笑
経験談を少しします
私の他の記事を読んでいただいている方々はご存じかもしれませんが、私はゲストエンジニアとして様々な職場を転々としながら仕事をしていました。つまり、一般的なサラリーマンよりも多くの人間と関わって仕事をしてきたということです。
当時は1日再構成法を取り入れてはいませんでしたが、仕事をきっかけに仲良くなった人たちとは、つい最近までたまに会っていろいろと情報交換をしたりしていました。そこで気が付いてしまったのです。あの人は最近昔とは違う方向に行ってしまい私の向かいたいことが得られそうにないなと。
そう思った、次の瞬間切っていました(笑
そこを断つことでほかの人との時間を積極的にとることができ、結果として有益な情報が集まるようになったということです。
アウトロ
今回はこんな感じで人間関係の断ち方を行動心理学に基づいた方法をご紹介しました。
今回の方法は後手に回った対応法なので、今度は先手に回れる方法もご紹介したいと思います。
人間関係はシンプルなものがとても良いので、一度見直してみてはいかがでしょうか。
あることについてはOOさんに確認すればすぐに結果を出してくれるなど、あらかじめ問題についての答えを用意しておくことでストレスを最小化し、やるべきことに集中することができるでしょう。
そういう意味でも、人間関係はモノの整理整頓につながるところがあるかもしてません。
モノがあるべきところにきれいに置かれていれば何事にもやる気が出てきます。
やる気や活力を最大限引き出し、前進して成長を続けましょう!
最後に記事の参考にした書籍のご紹介
・幸せな選択、不幸な選択――行動科学で最高の人生をデザインする