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社交力を上げて人生を変えよう【Part2 (Fin)】

前回の記事Part1(12/29)の続きです。まだ見ていない方は下記リンクの記事を先に読んでみてください。
社交力を上げて人生を変えよう【Part1】

社交力を上げる6つのポイントうち、3つまで解説しました。ポイントをもう一度出してみます。

  • 目的をもって会話する(完了)
  • パートナーシップ(完了)
  • ラポール(完了)
  • リスニング
  • メッセージを伝えない
  • インテンション

今回は、「リスニング」と「メッセージを伝えない」と「インテンション」について解説します。

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社交力スキル ④「リスニング」

傾聴というよりは、占い師やスナックのママのような人から話を聞き出す方法つまりは、人たらしのような方法のほうが近いことになります。その方法は次の5点になります。

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喋らずに相手を惹きつける5つの方法

  • 「会話は必ず譲る」
     譲り負けてはいけません。必ず譲りましょう。相手も譲ったからと言って話し出すよりも、それでも相手に譲るほうがその後の話もうまくいくということがわかっています。
  • 「沈黙を埋めない」
     社交力の低い人は、沈黙が我慢できずにひたすら話を続けようと頑張ってしまいがちです。これでは疲れてしまいますよね。そのため、相手が考えているときに話を埋めてはいけません。
     お互いに沈黙を埋めようとしない関係のほうが楽ですし、信頼関係が深まります。これは沈黙を気まずいと思っていないので、安心して考えてから話しても大丈夫ですよというアピールにもなっているわけです。
  • 「気が散るものがあったら逆に利用する」
     隣にうるさい人が来たとか、香水がすごい人が来たとか、店員の行動が目にあまるとかいろいろと気が散ることがあると思います。その場合は、逆にそれを話題にしてしまうことで共通のことについて会話をすることになり、ラポールが深まります。
  • 「理解ができないことを相手の責任にしない」
     あなたの言っていることがわかりません!と言うのでは、相手の話し方が悪くて伝わっていないよという攻撃的な意見になってしまいます。これでは関係が悪化してしまいます。
     そのため、「もう少し詳しく教えてもらえませんか?」というように、話に興味を持っていることを相手に伝えることで、ラポールが取りやすくなる結果、良い関係が保てます。
     説明力のない相手が悪いことですが、どうせ聞き直すなら、好奇心を持ってもう少し詳しく知りたいんですよというスタンスでいることが、相手との関係をよく保つ方法になります。
  • 「ネガティブな感情はすぐに言葉にする」
     会話の節々で感情は変わります。相手から直接こちらに向いていることもありますが、その他に向いていることもあります。会話の中でネガティブな感情が合ったとしたら、それがどこに向けられているものでも、すぐに同意をしましょう。同意と言っても、賛同まではする必要がありません。
     さらに、ここへ相手の言葉を流用して伝えることで、ラポールを深めることになります。そして、そういう話し方をするためには、相手の言葉をちゃんと聞こうとするので、話の理解力も上がります。

社交力スキル ⑤「メッセージを伝えない」

メッセージは一方通行で、相手にはそれに反論する余地しか残されていないません。しかし、質問は双方向の会話になり、つながって行きます。つまり、メッセージは反感を生み、質問は共感を生みます。

フリー写真] ミーティング中の外国のビジネスパーソンでアハ体験 - GAHAG | 著作権フリー写真・イラスト素材集

健康的な食事をするように指導をした研究の結果ですが、その通りの生活を変えた被験者はたったの3%しかいませんでした。しかし、質問形式で健康的な食事について話し合いをすることで、その結果が30%にアップしています。

本などの一方通行の内容はなかなか頭には残りませんが、友達と話をしたことは双方向なので頭に残ることからもわかると思います。そのような双方向のコミュニケーションを行う方法は次の3つがポイントになります。

双方向コミュニケーションを実践する3つの方法

  • 「メッセージと会話を区別しましょう」
    メッセージは一方通行で情報を伝える行為です。
    会話はギブアンドテイクで何かを学ぶ行為です。
     つまり、情報を伝えて自分は何をしようとしているのかを考える必要があります。
  • 「対話の結論より相手の理解の仕方に注意を払いましょう」
     結論が同じだとしても、それまでのプロセスが違ってくると、話が合わなくなってしまいます。そのため、結論へ向かうプロセスの方向性まで一緒なのか確認を行う必要があります。
  • 相手のメッセージを撃たない
     あなたの話に興味はないですと断絶しないことがラポールを高い状態に保つ秘訣です。相手がメッセージを発信しだしたら、それを撃たないことがラポール状態を下げない方法になります。好奇心を持って質問を繰り返せば自分の持っていきたい方向へシフトすることもできますし、その前に相手が折れて話をもとに戻そうとするかもしれません。

社交力スキル ⑥「インテンション」

インテンションとは、自分と異なる信念をもつ相手のことを悪と認識してしまうバイアスのことです。詳しく言うと、無知であるか悪意があると偏った判断してしまうのです。

フリー写真] 眼鏡をかけたスキンヘッドの外国人男性 - パブリックドメインQ:著作権フリー画像素材集

ですが実際は、相手に悪意があることは少なく、単純にコミュニケーションが得意ではないことが大半です。例としては、診察がわかりやすいと思います。

患者が医者に「どこどこが痛いです」と訴えたとしましょう。実際にはこれだけでは何が原因でそれが起こっているのかわかりませんよね。その結果に至る背景を医者は質問して探らなければならなくなります。自身のカラダを大切にしている人は、痛みの原因を探ろうとしますが、興味のない人はすべて相手に丸投げして解決を図ろうとします。

外国人の患者さんが来ても困らないためのクリニカル英会話

これではいけませんが、多くの人はこのような話し方をしてきます。そのため、こちらが寛大な気持ちでそれに対応する必要があります。その方法は次の4点です。

インテンションのバイアスを避ける4つの方法

  • 会話の焦点をずらしましょう
     相手がそのバイアスにハマっているときは、説得しても無駄です。話の意図を説明するのではなく、論理や推論を話すことのほうが相手の誤解を紐解くことができます。
     あなたを攻撃するつもりはないけど、変なことがあったら教えて下さいと批判を受け入れる姿勢を持っていると言うことを伝えてしまいましょう。
  • メンタルを好奇心モードにしましょう
     相手に悪意があると思い始めてしまったときは、マインドを好奇心モードに切り替えてしまいましょう。関係性の少ない相手の場合、そもそも悪意があることも少ないです。まずはそのことを認識しましょう。そのうえで、好奇心モードに切り替えて質問をしていくスタンスで様子を見ると良いでしょう。すると相手に悪意が合ったのではなく、メッセンジャーモードに入っていただけだと気がつくと思います。
  • 自分の欲求不満を認めましょう
     相手とのコミュニケーションに不満を感じている場合は、その感情をまず受け入れましょう、その上で、何についてそのように感じているのかを俯瞰して見ることで原因を掴み、そのことについて解決に向けて動き出すことができます。
  • トロールには餌を与える必要はありません
    明確な悪意を持って話をしてくる人もいます。このような場合は今すぐにその場を離れてください。その人には会話が成り立ちません。

アウトロ

初対面やそれに近い人とうまく話をする方法に悩む人は多いと思います。

以前の私もそうでしたが、ご紹介した6つのポイント「ゴール, パートナーシップ, ラポール, リスニング, メッセージを伝えない, インテンション」を少しずつ利用することで、その弱点を克服しています。

難しい内容なので、今回は2部構成で記事にしました。
初回が初級編、今回は上級編という内容になっています。まずは初級編の方から知識を学んで実践して見てはいかがでしょうか。

悪者とつるむ必要はもちろんありませんが、もしかしたらあなたの嫌っている分野に多くのことが得られる金脈が眠っているかもしれません。そのため、興味がないからと突っぱねずに、好奇心を持って会話をしてみることをオススメします。

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