イントロ
高脂質・高糖質の食事を日ごろ摂っていると、昼間眠くなったり、行動習慣が怠惰になるます。
— S.A.-Kakeru (@SA_KKR_0531) February 13, 2021
遺伝子的に起こるのは仕方ないですが、食事で活動が制限されるのはもったいないですよね。
昼間眠い、ダイエットが続かない(効果が出ない)と感じるなら食生活を見直しましょう。https://t.co/e3HVgmmhan
今回はこのツイートについて解説します。昼間に眠気に襲われ、活動に支障が出ていたりしませんか? もちろん原因は遺伝的なこともありますし、睡眠の質や朝の目覚め方も大切ですが、食生活が問題である可能性もあります。
「昼間眠気を感じる」とか、「行動習慣が怠惰だと思う」と感じる方は、ぜひ一度食事内容やパターンを見直すことをオススメします。それでは詳しく見ていきましょう。
研究内容・結果
とある研究では、高脂肪食(脂っこい)を食べている人と健康的な食事を食べる人の食生活を1年間単位で比べると、約80%も高脂肪食を食べている人のほうが昼間に眠くなる確率が高くなるとわかっています。
この原因はホルモンバランスの乱れではないかと言われています。食欲に関するホルモンをご紹介すると、食欲を抑えるホルモンの「レプチン」、食欲を上げるホルモンの「グレリン」があります。
高脂肪食を摂ると、油をいっぱい摂ることになるので食欲を抑えようとして、レプチンが出ます。そして、グレリンは低下してそのバランスが崩れます。これだけで済むなら問題視はしません。なぜなら、昼間に眠くなるだけで食欲が抑えられるからです。そのデメリットも仮眠を取れば解消できますので。
しかし人間の作りは複雑でうまいこといきません。この2つだけで崩れるのなら問題はありませんが、別のところにも影響が出ます。それは睡眠に関係する脳内の「オレキシン」という物質にも影響が出て昼間に眠くなるのではないかと研究者はまとめています。
まとめると、高脂質食と摂ると眠いと感じているときに高炭水化物や高脂質な食品を求めるようになってしまうのです。つまり、高脂質な食事を食べてレプチンが高まり、グレリンやオレキシンのバランスが崩れて眠くなると、炭水化物や脂質を求めてしまうのです。そして、また高脂質食を摂ると同じことを繰り返すので、負の連鎖から逃れられなくなるのです。
対策など
念の為、簡単な例で内容を整理しましょう。飲み会で揚げ物とビールで話が弾む中、眠くなりお開きの時間になります。そこで「ラーメン行くぞ!」と言われると眠いけど食べたく感じてしまい、ついつい食べてしまうという現象が典型的です。「らーめ〜ん」と食べ歩くゾンビ状態ですね!笑
対策ですが、摂り過ぎ(動脈硬化, 肥満など)も良くないですが、摂らな過ぎ(血管や細胞膜がもろくなり脳出血リスク増)もダメです。全てはバランスが重要です。また、ジャンクフードなどの大量の油を使用した食事はもちろんですが、オリーブオイルやココナッツオイルも対象になります 。そのため、1日の摂取エネルギーの20~25%(30~50歳の場合、男性:約65g, 女性:約50g)を目安にすると良いでしょう。
アウトロ
今回はこんな感じで、食事から見直す行動力をテーマにお伝えしました。若い頃は、エネルギーが取れれば何でも良いと考えがちですが、私も30代に入り食生活を見直しました。その結果、色々とガタやボロが出ていた箇所が治り、集中して物事を行えています。
みなさんも一度は食事内容と傾向やパターンの分析をしてみてはいかがでしょうか。もし食事で問題がないのなら、睡眠の質を改善することが必要かもしれません。これについては、後日記事にするつもりです。
または遺伝子的なことかもしれません。この場合は受け入れるしかありません。自分はこうだからダメなんだと諦めるのではなく、それを個性として受け入れて行くことが大切です。すると戦略次第ですが、それが逆に強みになっていくこともあります。
最後にオススメ書籍やアイテムのご紹介です。
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そして最後にお願いです。
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