まえがき
出生後休む暇なく、育児スタートです。泣くのが赤ちゃんのお仕事ですが、今回は泣く原因、泣いている時の対処法などをご紹介していきますので、参考にしていただければと思います。
なぜ赤ちゃんは泣くのか
すべての新生児は泣きます。赤ちゃんが最初の2週間は1日3~6時間位泣くのは正常です。泣くのは、生後6週間頃がピークとなり、4か月くらい、遅くとも6か月までには自然に減っていきます。
泣いている赤ちゃんの原因や対処法
①室温を適温にする: 乳児は春、秋が18℃~28℃くらい、冬は18℃~22℃くらいで、夏は25~28℃くらいと言われています。お腹や背中を直接触って、汗をかきすぎていないか、冷えていないかも確認し、エアコンの温度調節や、服を着替えさせたり、脱がせたりして温度調節をしましょう。
②熱がないか確認する: 1歳頃までは、36.5~37.5℃と言われています。(*個人差あり) いつもと違ったり、熱があれば、病院に行きましょう。
←赤ちゃんが動くようになっても、あっという間に検温できるのでおすすめ
③おむつ交換: 汚れていたら、交換しましょう。
④授乳またはミルクを与える: 抱っこした時に、顔でおっぱいを探す、口をパクパクさせているなどの仕草がみられます。搾乳機などを使い母乳を一時保存がお勧めです。赤ちゃんがお腹空いたときにパートナーに任せて保存した母乳をあげてもらい、あなたは1人の時間が確保できます。
⑤げっぷをさせる: 授乳した後、ミルクを飲ませる時に、空気も一緒に飲み込み、お腹がふくれて苦しいことがあるので、げっぷを出させましょう。
⑥抱っこして、揺れたり歩いたりする: 抱っこの他に、おくるみで包んだり抱っこ紐で落ち着くことがあります。新生児から使える抱っこ紐などもあるので、おすすめです。
⑦赤ちゃんをベビーカーに乗せ、散歩する:ほどよい振動、騒音で寝ることがあります。また親もリフレッシュできて良いです。
以上の方法で泣き止むこともありますが、時には黄昏泣き(コリック)など泣き叫ぶこともあります。
黄昏泣き(コリック)とは
はっきりした原因もないのに赤ちゃんが1日に3時間かそれ以上、または1週間に3日かそれ以上、激しく泣き続ける状態のことを言います。この状態は生後2週間から4週間の間に始まって昼夜問わず見られ、しばしば夕方6時ぐらいから真夜中まで続くこともあります。原因は不明で食物アレルギー、腸管の未熟性、腸管内菌叢のみだれ、ご両親のストレスなども原因ではないかと言われています。何をしても泣き止まない事が多いですが、一つ言えることは御両親の育て方が原因などではないと言うことです。やがて自然になくなることを理解して、ストレスをためないようにして下さい。
揺さぶられっ子症候群
揺さぶられ症候群とは、2歳以下の乳幼児を激しく揺さぶることで、脳や目が損傷し、障害を引き起こしてしまうことをいいます。主な後遺症は次の通りです。
- 言語障害
- 学習障害
- 歩行困難
- 失明
最悪の場合は、命を落とします。
赤ちゃんが泣き止まず、親が怒ったりイライラしたりしたりすることで揺さぶってしまうことでおこりますが、いかなる場合であっても赤ちゃんを揺さ振ってはいけません。自分自身のストレスを和らげる方法を見つけて、落ち着きましょう。
あとがき
今回は、泣く原因、対処法など紹介しました。しかし何をやっても泣き止まない時もあります。そんな時は、友人や親戚に電話してサポートを求めたり、お住まいの自治体に相談しましょう。周りの人に頼ることもとても大事です。一人で悩みこまず、パートナーや両親、友人などに悩みを打ち明けたり、一人の時間を少しでも作ってリフレッシュしましょう。あなた自身の気持ちの余裕が良い育児につながると思います。
ファミリー・サポート・センターのご案内|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
地域子育て支援センター(各自治体)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/kosodate/jouhou.html
※[市町村名 子育て支援センター]で検索をすると、お住いの地域の保険センターを調べられます。
<妊娠・出産・子育て・女性特有の悩みについての相談>
日本助産師会相談窓口
http://www.midwife.or.jp/general/supportcenter.html
そして最後にお願いです。
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