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乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを減らすには

まえがき

今回はこのツイートについて詳しく解説していきます。

令和元年には、78名の乳幼児が乳幼児突然死症候群(SIDS)により亡くなっています。朝起きたら、赤ちゃんの呼吸がとまっていたなんて、想像するだけで怖いことです。明確な医学的な解明には至っていませんが、リスクを減らすことはできます。次章以降で詳しく解説します。

乳幼児突然死症候群(SIDS)とは

 SIDSとは、英語表記の「Sudden infant death syndrome」の頭文字です。

何の予兆もないまま乳幼児が主に睡眠中に死に至る原因のわからない病気で、窒息などの事故とは異なります。1歳未満の赤ちゃんによくみられる病気です。

乳幼児突然死症候群(SIDS)が発症する年齢・月齢

生後1歳未満の乳児に起こることが多いです。生後2~6か月の赤ちゃんのリスクが最も多くなりますが、1歳、2歳以降もSIDSによる死亡事故は起きているため、3歳までは注意が必要です。

SIDSが発症する赤ちゃんの特徴

国立公衆衛生院母子保健学部の研究によると、次のような事がわかっています。
SIDSは・・・

  • 男児
  • 多胎児
  • 低出生体重児(出生体重2500g未満の赤ちゃん)
  • 早産(妊娠期間36週未満)
  • 母の年齢25歳未満
  • 死亡月は、12月~5月
  • 死亡時刻は早朝4時~午前中
  • 第三子以降

に多いことが分かりました。(平成7年、8年の研究結果)

乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを低めるは3つです!

1. 1歳になるまでは、仰向けで寝かせる
仰向けで寝てもSIDSが発症するが、うつぶせ寝をしたときの方が発症率が高いと言われています。また横向きで寝ると赤ちゃんの呼吸が苦しくなることもあります。


2. できるだけ母乳で育てる
母乳を飲んでいる赤ちゃんは、SIDSの発症リスクが低い。また母乳を通じて、栄養だけでなく母親の抗体も伝達します。薬を服用する時は母乳を通じて赤ちゃんに影響する可能性がありますので、かかりつけ医に確認しましょう。


3. タバコを吸わない、間接喫煙も×
妊娠中の喫煙は赤ちゃんの体重が増えにくい。低出生体重児(出生児の体重が2500g未満で生まれた赤ちゃん)で生まれた赤ちゃんは、身体的な機能や構造が未発達の為、無呼吸発作など呼吸器や循環器、血液、内分泌系の疾患がみられる場合がある。産後の喫煙も赤ちゃんが気管支炎や気管支喘息、肺炎などの病気にかかるリスクが高めるのでやめましょう。

また赤ちゃんの睡眠時に身体を温めすぎるのもSIDSのリスクを高めるとの結果もありますので、布団や毛布のかぶせすぎはやめましょう。窒息事故の原因にもなります。寝ているそばにぬいぐるみを置いたり、やわらかいベッド、枕などで寝かせることは窒息死亡事故の原因にもなるのでやめましょう。

乳幼児突然死症候群(SIDS)予防対策商品

ワイヤレスベビーカメラ (BM-LTL2) オートトラッキング機能/カメラ遠隔操作
↑ちょっと離れて家事や仕事をしたいけど、赤ちゃんの様子もチェックしたい時に便利です。画面上でうつぶせで寝ていないかなど監視することができます。また赤く光らない暗視カメラ搭載で、真っ暗な部屋でもしっかり見えます。赤ちゃんの様子を見に行って起こしてしまうこともなく監視でき、異変に気づけるのでおすすめです。お子さんが大きくなっても、ペット用としても使えますので持っていて損はないです。

ふくふくガーゼ(6重ガーゼ) ベビースリーパー 新生児~3歳頃まで
↑布団や毛布などかぶせすぎも良くないとのことなのですが、風邪をひかせるわけにもいかないのでスリーパーなど着せて体温調節できる商品です。

あとがき

乳幼児突然死症候群のリスクを低くする対策として「母乳育児」が推奨されてますが、母乳が中々でなかったり、その他にもあげられない諸事情もあるかと思います。母乳をあげられないからといって自分を責めないでくださいね。大事なのは仰向けで寝かせる、喫煙しないなどの対策をすること以外に、赤ちゃんが眠っている時も目視やカメラでちゃんと気にしてみてあげることではないでしょうか。そうすれば、赤ちゃんの異変(うつぶせになっている、汗をかいて暑そう、泣いている、嘔吐したなど)に早く気づくこともできるかと思います。できる限りの対策をして、赤ちゃんの命を守りましょう。

最後まで記事を読んで下さりありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。

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