まえがき
マット上でさまざまなタイプのポーズとプラーナヤマテクニックで呼吸の力を活用する方法を学びましょう。アーサナがヨガスタジオの主賓である一方で、プラナヤマは忘れられがちです。しかし、呼吸にチャンスを与えてみると、それが真の主役であることが分かると思います。今回は、5つのテクニックを紹介していきます。
1. 基本的な呼吸の意識
臨床心理学者で統合ヨガセラピストの某医学博士は、呼吸とともに自分がどこにいるのかに気づくことから始めましょうといいます。いつ、そしてなぜ呼吸が浅くなるのか、あるいは何が原因で呼吸が早くなるのか知っていますか? これを知ることは、ストレス耐性を高める上で非常に重要なことです。さらに、自分の呼吸を意識するだけでも、呼吸が遅くなる傾向にあります。
試してみましょう。いつでもどこでも、鼻から呼吸し、吸うときと吐くときを観察します。どちらがより早く起こりますか? どちらが長いですか? それらを意図的にコントロールしようとしないでください。2~3分間続けて観察してみましょう。