まえがき
睡眠に悩まされることが続くと、日中の活動意欲が低下してしまいますよね。慢性化してしまっている人もいたりと、睡眠に悩む方は多いのが現状です。今回は睡眠の質を高めるヨガニドラを紹介します。
睡眠不足が進行している現状
睡眠不足は国民病ともいえるようになっています。睡眠になにかしらの不満や不安を抱えている人は5人に1人と言われており、朝早くから夜遅くまで仕事をしたり、長時間通勤だったり、スマホやパソコンなどのブルーライト、カフェイン、アルコール、運動不足、緊張、不安、ストレス社会など、日常生活には睡眠不足になる要素がたくさん潜んでいるからです。これだけ睡眠不足になるリスクが高ければ、しっかりと対策を取らないと睡眠不足になってしまいます。
そもそも睡眠は、疲れを回復するために存在します。疲れを回復する唯一の手段が睡眠なのです。睡眠によって身体だけでなく、脳も疲れを回復します。現代社会では脳をたくさん使います。うまく疲れを回復できていない状態はとてもリスクが高いのです。
睡眠不足は疲れを回復できないだけではなく、うつの原因になることもあります。質の高い睡眠は、身体も脳も回復し、うつ病の予防にもなります。しかし、眠りたいと思ってもなかなか寝付けない時があると思います。睡眠の質を高めるためにおすすめの方法がヨガニドラなのです。
ヨガニドラとは?
ニドラとは、サンスクリット語で「眠り」という意味になります。そのまま訳すと、ヨガニドラは「眠りのヨガ」となります。
眠りという名前がついていますが、本当に眠るわけではなく、意識と無意識の真ん中あたりに意識を保ちます。ヨガニドラは、心も体も深くリラックスした状態を作り出す瞑想法のひとつと考えられています。睡眠の質を高め、心も体もリラックスし、全身の血流を良くし、痛みが軽減したり、自律神経やホルモンのバランスを整え、免疫機能も促進します。
ヨガニドラはシャヴァーサナ(屍のポーズ)で行います。ヨガをやっている方にはお馴染みの、クラスの最後に行う仰向けのポーズです。慣れ親しんだポーズだからこそ取り組みやすいと思います。