妊娠初期に効果的なヨガのポーズ
妊娠第1期の妊婦は、ほとんどの基本的なヨガのポーズができるはずですが、自分の体の声に耳を傾け、運動したいときや休息が必要なときを尊重することが重要です。「生徒に自分の本能を信頼するように教えてください」これが大切です。何か気分が悪い場合は、すぐにやめてください。逆に本当に良いと感じたら、それを続けてください。妊婦の直感は人類が存在する理由なので、その感情を信頼することを学んでほしいです。
ほとんどの立ちポーズ(ウッティタ トリコーナ サナ[拡張三角形のポーズ]、ウッティタ パルスヴァコナサナ[拡張横角のポーズ]、ヴィラバドラサナI~III[戦士I~IIIのポーズ])は、妊娠初期には問題ありません。ヴルクシャサナ(木のポーズ)やガルーダサナ(ワシのポーズ)などのバランスのポーズであっても、生徒がバランスを失った場合に備えて壁の近くで行うのであれば、問題ありません。
脚の筋肉と骨盤底を強化することは、妊娠後期に向けた重要な準備であり、脚の循環を良くして血圧が下がり始めるときのけいれんを防ぎます。ただし、パリヴルッタ トリコナーサナ(回転三角形のポーズ)やパリヴルッタ パルスヴァコナーサナ(回転側角のポーズ)などの立ちひねりは、腹腔に圧力がかかるため避けるべきです。
オープンシーテッドツイスト(パリヴルッタ・ジャヌ・シルサナナ[膝頭回転のポーズ]、マリチャサナI[マリチのポーズ])はどれも腰の痛みを和らげ、正しい姿勢を促します。バッダ コナサナ(バウンド アングル ポーズ)やウパヴィスタ コナサナ(広角座位前屈)などのヒップオープナーは、実行に必要な柔軟性の点から重要な焦点となりますが、生徒にはやりすぎないよう注意する必要があります。リラキシンというホルモンがすべての関節を柔らかくしており、伸ばしすぎると簡単に脱臼してしまいます。背中のストレッチ(スプタ バッダ コナーサナ[横たわる角度のポーズ]、スプタ パダンガスタアーサナ[横たわる足の親指のポーズ])は良いですが、子宮の状態がデリケートなため、激しい腹部のワーク(パリプルナ ナヴァーサナ[ボートのポーズ])は避けてください。