産褥期の体
・子宮が収縮する（子宮復古）、後陣痛をともなう
子宮が出産後に元の大きさに戻る過程のことを子宮復古といいます。その際に、生理痛のような痛み＝後陣痛が伴います。後陣痛の症状は個人差がありますが、多くは出産当日から産後3日目にかけて痛みのピークに達し、徐々に落ち着いてきます。初産婦より経産婦のほうが痛みが強くでやすいと言われています。（※痛みの程度は個人差あり）
私も1回目より2回目の出産の方が後陣痛はひどく痛みました。授乳すると子宮が収縮するのですが、胸も痛いけどお腹の収縮もかなり痛かったです。
・悪露がでる
子宮が元に戻る過程で、子宮腔内から排出される分泌物のことです。悪露は、胎盤が剥がれた部分からの出血や分泌物が主な成分です。
・会陰切開部分の傷が痛む
膣と肛門の間の皮膚のことを会陰と言います。出産時会陰部分が伸びないと判断されたときに、会陰部分を医師がはさみで切ります。切った後は、産院により異なりますが溶ける糸で縫った場合は抜歯の必要はありません。ただ、2~3日は傷口に触れると痛みますので、円座クッションで傷口を外して座るのが良いです。
【助産師ママ推薦】 高反発 円座クッション 産後 痔 ドーナツ型 クッション
・胸が張って痛む
母乳が乳房の中で作られるときの体の変化の時に、胸が張ります。産院に入院中から胸が熱く、胸が張って赤くなり痛くなったりします。乳房の張りや感じ方は個人差があります。胸を濡れタオルやタオルにくるんだ保冷剤で冷やすか、頻回授乳をすると少し楽になります。
メデラ 乳頭ケアクリーム ピュアレーン 7g
これは頻回授乳すると胸もはりもやわらぐのですが、吸われ過ぎて乳首がきれて傷になるときがあります。その際に塗ると保湿、保護する役割があるものです。塗ったままでも授乳でき、赤ちゃんの口の中にはいっても害はないので優れものです。
・貧血になる
母乳は母体の血液からできています。赤ちゃんが飲めば、また母体で作られるため貧血、鉄分不足になりやすいです。レバーやカツオなど鉄分が含まれている食品をとってください。
・メンタル不安定になる＝マタニティブルーズ
産後うつとは違います。出産後2~3日から1週間以内におこるこころの変化で、ホルモン分泌の変化によって起こる一時的な気分の変動です。数日から2週間程度で症状は回復すると言われていて治療は必要ありません。情緒不安定になったり、涙もろくなったり、不安やイライラしたりします。
