まえがき
腰痛持ちの方は多いのではないでしょうか? そういう私もそんなひとりでした。しかしヨガに出会い、状況がガラリと変わったのです。数あるポーズの中でも腰痛に効くものを紹介していきます。
ヨガのこのポーズで弓の形に体を曲げると、エネルギーが込められ、弾が込められ、狙いを定める準備ができていることがわかります。このポーズで息を止めている自分に気づくかもしれませんが、この衝動を抑えてください。
体の前面、背面、側面を広げると横隔膜が伸び、より深く呼吸できるようになります。より深く呼吸すると、心拍数が下がり、血圧が調整され、リラックスしやすくなります。ヨガの練習で横隔膜を強化すると、マットの上でも外でも、頭から離れて身体に根を下ろし、心を静めることができます。それでは詳しく紹介していきます。
弓のポーズの基本とメリット
私は、ダヌラーサナが「弓」のポーズと解釈されることに気付き、ダヌラーサナの練習を深め始めました。それは私は射手座だからです。このポーズを練習している間、私は自分自身を弓、呼吸を矢として、自分の存在全体の停滞した空間を切り裂くことを想像します。
このポーズは、もともとサッカーをしていた私には必要な、太もも、骨盤、腹部、心臓の空間を開きます。最近、ヨガの哲学的ルーツについての理解を深めるようすすめられました。その過程で、このアーサナへの理解がさらに深まりました。私は、私たちを輪廻(死と再生のサイクル)に留める物質の一種である、ジャイナ教で「プドガラ・ドゥルヴィヤ」と呼ばれるものを取り除くことを瞑想しながら、ダヌラーサナを練習しています。
ポーズのメリットは、すべてのバックベンドのポーズと同様に、弓のポーズは活力を与え、副腎を刺激するため、疲労と戦うのに役立ちます。また、消化器系への血流を増加させます。自信とエンパワーメントの構築に役立つ可能性があります。弓のポーズは姿勢を改善し、猫背や脊柱後弯症(脊椎の異常な湾曲)など、長時間座っていることによる影響を打ち消します。腰痛の緩和にも役立つ可能性があります。腹部、胸、肩、腰の前部(股関節屈筋)、および太ももの前部(大腿四頭筋)を伸ばします。弓のポーズは、背筋、太ももの後ろ側、および臀部(臀筋)を強化します。