まえがき
腰痛持ちの方は多いのではないでしょうか? そういう私もそんなひとりでした。しかしヨガに出会い、状況がガラリと変わったのです。数あるポーズの中でも腰痛に効くものを紹介していきます。
ヨガのこのポーズは、体幹、腕、脚を強化し、肩をきれいに開きます。ダウンドッグと形がよく似ていますが、見た目は似ているものの、行ってみると体感はかなり違います。イルカのポーズはダウンドッグからヒジを床につけたものであり、より肩まわりの柔軟性が必要になるからです。
イルカのポーズはヘッドスタンドの訓練をするのによく使われるポーズであり、イルカのポーズが強固になることで、ヘッドスタンドの土台になります。
イルカのポーズのメリット
・二の腕の引き締め
イルカのポーズを行うと、二の腕の筋肉が刺激されるのを感じることができます。特に、二の腕の裏の部分である上腕三頭筋を鍛えるのに適したポーズです。上腕三頭筋は、「ふりそで」とも呼ばれ、ヒジから肩の付け根へと続く筋肉です。普段はあまり使うことがなく、鍛えにくい筋肉なので、二の腕の引き締めにつながります。
・脳のリフレッシュ
イルカのポーズは、ヨガの「逆転のポーズ」のひとつです。普段はカラダの上にある頭部を、逆転して下にするポーズを「逆転のポーズ」と呼びます。頭をカラダより下げることで、普段よりも新鮮な血液が脳に運び込まれ、すっきりとリフレッシュする効果があります。
・下半身のストレッチ
イルカのポーズは肩まわりや背中のストレッチ効果はもちろんのこと、下半身へのストレッチ効果も高いポーズです。ハムストリングスが硬い方は、なかなかヒザを伸ばすのが難しいかもしれません。継続して取り組むことで、下半身の柔軟性アップにつながるでしょう。
・姿勢改善
上半身の筋肉と下半身の筋肉をしっかりと伸ばすことができるイルカのポーズ。背面の筋肉をストレッチするため、猫背の改善や、反り腰の改善にも効果が期待できます。しっかりと行うことで体幹が徐々に強化されるので、まっすぐな姿勢を目指せます。