まえがき
腰痛持ちの方は多いのではないでしょうか? そういう私もそんなひとりでした。しかしヨガに出会い、状況がガラリと変わったのです。数あるポーズの中でも腰痛に効くものを紹介していきます。
ヨガのこのポーズは、瞬間に留まることを要求しますが、これは、さまよう心に対する貴重な解毒剤です。また、このポーズのより身体的に難しい要素に身を委ねることで、エカグラタ、つまり一点集中の練習を向上させることができます。
つまりこのポーズは、ウッティタ トリコナーサナ(伸ばした三角のポーズ)の強力な対抗ポーズであり、バランスを改善し、安定性を構築するなど、他の多くの利点があります。それでは詳しく見ていきましょう。
回転三角形の基本とメリット
ヨガの指導者養成コースにいた頃、毎週末さまざまなポーズのワークショップがあり、トレーナーが私たちの1人を呼んで実演してもらったのです。ある日、回転三角のポーズの実演をするように言われました。まだ勉強していなかったし、ヨガを何年も練習していたにもかかわらず、サンスクリット語の名前をあまり覚えていませんでした。何をすればいいのか全くわかりませんでした。ためらい、不安になり、深呼吸しました。そして、何も考えずにポーズをとりました。
その知識がどこから来たのか、説明できません。これがヨガ全般、特にこのポーズに関する私の経験を要約していると思います。ポーズをとるときに考えようとせず、感じ取ろうとすればするほど、物事はより簡単で、より調和したものになります。回転三角形が簡単だと言っているわけではありません。それがこのポーズを高く評価している理由です。難しいのは、力強く脚を伸ばし、背中をまっすぐにし、腰が片側に揺れず、背中が反らないようにしながら、ポーズをとることです。ただし、考えにとらわれすぎて、ポーズで一休みすればどんな効果があるか忘れないようにすることです。考えすぎない。感じることを増やすのです。
このポーズのメリットは、脚を鍛えて伸ばし、胸を開いて呼吸を良くし、軽い腰痛を和らげ、バランス感覚を向上させます。