イントロ
バイクですり抜けをする際に求められる要件は、低速でもぶれない・ふらつかない走行技術と心である。
ただ、乗り始めの頃はこれができていないのが正直なところだろう。
そこで次の対策としては、「車幅をできる限り狭める」ことで多少ふらついても影響が出ないようにすることだ。
かくいう私も乗り始めの頃は技術も心もブレブレでヒヤリとした経験が多々ある(笑
ということで、今回はバイクの車幅で最も張り出している箇所、つまりはミラーの交換を行ったときの話を振り返りながら紹介したいと思う。
ちなみに、車検証または登録証の車幅の計測箇所はミラーを除いた最外側の位置であるため、ミラーを変えたからと言って違反にあたることはない。
*ミラー面積または反射範囲が極端に狭いものは車検で落ちることもあるので、クラスによっては注意が必要である
ビフォーアフター
文章よりも写真で見た方が早いので前後の画像をどうぞ!
若干撮影方法の違いで見た目が違うのはご愛敬であるが、ミラーの張り出しがハンドル幅と同等かハンドルよりも内側に入っていることがわかるであろう。
これはつまり、ハンドルを広げて握っている幅よりも広ければ通過できるということがわかるため、車幅感覚がとてもつかみやすいというメリットもある。
購入した製品はAmazonで1,000~2,000円くらいの中華製のものであるが、ブルーミラーで後続車のヘッドライトで目がくらむなどの対策が施されている。
*そもそも面積が小さくてヘッドライトが映ることは少ないのだが(笑
メッキのような塗装もされており、サビなども発生しないと思われる。
*ねじ込み部にも塗装がされているものもあるが、はがれてしまうので製品選定には注意が必要である
*ボルトで上部より締め付けるタイプもあるので、そちらを選択すると良い
アウトロ
車両感覚がつかみやすくなってすり抜けもしやすくなったのだがミラー面積が小さくなってしまった結果、正直後方確認で映らない範囲が広くなってしまった。
しかし、このデメリットは乗り方次第でカバーすることができる。つまりは、ミラーのみを頼りにするのではなく、首を振って後方を確認すればどんなものよりも確かな情報を得られ、安全に進路変更・右左折ができるということだ。
カバーできないデメリットとしては、バイクを降りてヘルメットを外して髪の毛を整えようとしたときにミラー面積が小さいことから部分的にやるしかないので、全体像がつかみにくいということだ。
最後に念のため書くと、私の行っているすり抜けは信号でクルマが停車しているときに行うもののことを指す。そして常にやるわけではなく、周囲の安全が確保できることや法的にも問題ない場所であることなどの条件がそろったときにのみ行うことにしている。
*走りながら電光石火のようにクルマを抜いていくようなラフな運転はしていないのでご安心を(笑