まえがき
自分の人生の嵐を克服する最善の方法の1つは、より大きな嵐を経験している人に寄り添い、その経験を共有して知識を高めることです。
大変な経験をしている人が近くにいなかったり、表に出さない人も多いです。そんなときは、ヨガを通じて自分の内面と向き合うことで、地に足をつけ、荒れた気分を落ち着けることができます。
そしてマットの上で落ち着いた気分で現実的・建設的な解決策を練り行動すると、あら不思議、問題がすぐに解決できてしまいます。
そしてその問題は多くの人が抱えることの可能性もありますので、身内や知人が悩んでいたら相談に乗って上げると一目置かれる存在になるかもしれませんよ。
そんなわけで、今回は心をポジティブに変えてくれるヨガのポーズをご紹介していきます。
1. 英雄のポーズ(ヴィラーサナ)
落ち着いてつながりましょう。手と膝に乗せてください。1度膝の内側を合わせて、足を腰より少し広く開きます。半分後ろに座り、胴体は少し前に傾けます。下腹部を引き上げながら、腰の両側を伸ばし、坐骨を均等に沈めます。頭頂部を天井に向け、肩を耳から離して柔らかくします。太ももに手を添えるか、両手を持って心に祈りをささげます。
あなたの生活と世界で起こっていることを手放し始め、あなたの呼吸につながり、あなたの最も内側の存在、あなたの真のコアに深くつながります。ここで2~10分以上留まり、その間は呼吸に気を配り、考えを手放し、自分の中心につながる意識をします。時間が経過したら、息を深く吸い込み、息が骨盤に向かって下っていくのを感じます。息を吸い終わったところで数秒間停止し、胸から下腹部に向かってゆっくりと息を吐き出します。このようにさらに数サイクルの呼吸をしてから、目を開けてください。
2. コブラのポーズ(ブジャンガサナ)
私たちの生命力である呼吸のリズムに触れてください。あなたの手のひら、太腿の外側、足の甲、つま先を床に固定します。内腿と膝頭を持ち上げて床から離します。肩甲骨を背中に下ろします。息を吸いながら胸をマットから持ち上げ、両手に体重をほとんどかけず、天井に向かないように首の後ろを長く保ちます。息を吐き、ゆっくりと胸を床に向けて戻します。息に合わせて動かしながら、あと3回繰り返します。コブラごとに、指を少し前に歩き、胴体を少し高く上げます。
3. 下向き犬のポーズ(ダウンドッグ)
手と足を大地に接地させます。手と膝をつき、つま先を下に押し込み、腰を持ち上げてダウンドッグに入ります。指を広げ、各指の付け根と手のひらを均等に押し下げ、脇の下を持ち上げます。膝を曲げ、座骨を空に上げて背骨を長くします。胴体を伸ばしたまま、内腿と外腿を後ろに押し、かかとをマットに向けて放します。腰が圧迫されたり、背中が丸くなったりする場合は、必要なだけ膝を曲げて背骨を伸ばします。かかとがマットから離れている場合は、ブロックを最も低い高さに置くか、ブランケットをかかとの下に置き、接地していることを意識します。
4. イナゴのポーズ(サラバサナ)
集中してください。お腹まで下げます。腕を横に、手のひらを腰に向けるか、背骨の付け根で指を組みます。足を互いに抱き締めます。へそと恥骨を押し下げます。息を吸いながら、胸をマットから持ち上げます。息を吐きながら、コアを引き締め、首の後ろを長く保ちながら、上腕を空に向かって押します。次の息を吸うときは、足をマットから離し、内ももを空に向けて回転させ、お尻をかかとに向かって伸ばします。呼吸を続けます。2回息を止めてダウンドッグに戻ります。
5. 上向きの犬のポーズ(アップドッグ)
ハートスペースから前進します。ダウンドッグからプランクに向かって前方に揺らし、チャトランガまで下げます。各指の付け根と手のひら全体で均等に押し下げます。腕をまっすぐに伸ばし、アップドッグに持ち上げます。肩甲骨を胸に押し込み、鎖骨を広げます。お尻をかかとに向かって伸ばしながら、太ももを床から離したままにします。床に触れる体の部分は、手と足の甲だけです。2回息を止めてダウンドッグに戻ります。