イントロ
今回は偽健康食品による人体への影響をテーマにお話していきます。世の中には様々な加工をして「これは良いものです」とメーカーが押してくるものがあります。しかしこれらのほとんどが摂るに値しないものばかりなのが事実で、それらは科学が証明しています。
そんなお話を今回はして行こうと思います。それでは詳しく見ていきましょう。
目次
- トクホ(特定保健用食品)の事実
- NG食品
野菜ジュースと果物ジュース
ドライフルーツ
ノンオイルドレッシング
全粒粉系
植物コレステロール
マーガリン - まとめ
トクホ(特定保健用食品)の事実
「トクホを取得しているからカラダにいい!」という思い込みは間違いです。その根拠を次に示します。
根拠①:トクホを取得するにはすごいお金と時間が必要です。そのため、経営母体が安定している大企業だけが取得できます。そのため、資格ビジネスに近い感覚ということです。
根拠②:取得していても対して健康に良くないという事実があります。①にも関わりますが、「トクホを取得しているから率先してこれを選べば安心だ!」というおバカな消費者をターゲットにしているのがトクホだからです。詳しくは後のNG食品のところでお話します。
野菜ジュースと果物ジュース
現代人は時間に追われ、食事に時間が取れないと言われています。そんなところに「野菜1日これ1本」などと謳っている商品があります。しかし、そんな万能な商品は存在しません。1日に必要な野菜をすべてミキサーにかけて濃縮させたとしても250mlには収まりません。水分は減らせても食物繊維は減らないからです。そのため食物繊維を濾して濃縮させ、飲みやすくしているのです。これでは効果はありませんね! そしてこれは果物ジュースも同じです。
ここで研究結果です。毎日生のりんごを食べてもらう被験者グループとりんごジュースを飲んでもらう被験者グループに分けて1ヶ月過ごしてもらいました。1ヶ月後検査を行った結果、生のりんごを食べてもらったグループではHDL(善玉)コレステロール値が増加し、りんごジュースグループではLDL(悪玉)コレステロール値が増加していることがわかりました。
果物を摂れば悪玉コレステロールが減るのが普通ですが、ジュースでは増加してしまっています。これは、果物から摂れる栄養素のポリフェノールや食物繊維がジュースにする過程でなくなってしまっているのです。さらに、飲みやすくするために糖質(果糖ぶどう糖液糖)をガンガン追加しているのです。果糖ぶどう糖液糖は保存料が含まれていますし、人間の脳をダメにする強烈な依存性があると言われています。
ドライフルーツ
果物からも栄養を摂ることで1日のバランスを整えることは正解です。しかし、果物も摂り過ぎると糖質過多になります。そのため、果物の適正量は両手で器を作ったところに乗る程度とされています。詳しく言うと、りんごの場合はひとつと少々ほどとされています。
さて、本題のドライフルーツですが、上記のリスクを知らぬ人が、「果物から栄養をいっぱい摂るのだ!」というマインドから、水分の抜けた乾燥状態のものを食べます。栄養が濃縮されたものがたくさん食べれてしまうので、糖質過多になることはおわかりですね(笑
とある調べでは、ぶどうとレーズンを1カップ用意して、糖質の量を調べたところ、レーズンのほうがぶどうよりも約8倍も糖質が高いことがわかっています。
ノンオイルドレッシング
ノンオイルだからと言ってサラダに湯水のように使う人がいますが、これはヤバいです。ノンオイルドレッシングにはカロリーが低いといっている代わりに「果糖ぶどう糖液糖や砂糖やトランス脂肪酸(マーガリンの親戚)」がたんまりと使われています。
これを続けることで、血糖値は上がり、老けやすくなるし、野菜のビタミンなどの吸収効率が悪い状態で食べることになります。つまり毒でしかないということです。
そのため今日からはオリーブオイルを少量かけて食べることをオススメします。オリーブオイルはオイルなのでカロリーは高いですが、少量のためそこまで気にする必要はありませんし、野菜のビタミンなどの吸収効率を高めてくれる効果があります。しかしそれだけでは味気ないので、少量の塩胡椒や柚子胡椒をかけて見てはいかがでしょうか。