イントロ
今回はこのツイートについて解説します。
無茶ぶりしてくる人っていますよね。
そんな人の依頼は受けないことがベストですが、何者でもない人はなんでもとりあえずやってみることが大切です。
*言いなりになる必要はありません
今回は過去私が実践していた方法をご紹介します。
指令: 30分でアイデアを出しなさい
30分でアイデアを出せと言われたときに、どこまで求められているか考えたことはありますか?
ゴールや目標について考えているようでは、残念ですがあなたは二流以下です。
ゴール・目標はもちろんですが、それを達成するために必要なことを洗い出すところまでできれば、一流ですしもしかしたらそのプロジェクトを任させるかもしれません。
私の場合、ゴールを考えるのは5分くらいです。
その後全体像の設計を考えて、説得力を持った回答をする準備をして、合計30分以内に行います。
つまりスピード感が必要な時は「思考の型(フレームワーク)」を使うことが必要になります。
フレームワーク序章
仕事のできる人は取り掛かる前からゴールをイメージします。
それはゴールさえ決まってしまえば、そこから逆算して作業の段取りを組んで、全体の設計図を描くことができるからです。
また、ゴールがハッキリとしていることで、やるべきことも明確になります。
つまり、今集中すべきことが明確になるということです。
ちなみに、ゴールの設定がない場合は、手当たり次第に行動して必要ではないことまでやらなくてはならず、効率が悪いです。
そのため、短時間で最高のパフォーマンスを得るには、全体像を意識して行動し仕事のムダを省くことが重要になります。
すると、質もスピードは格段に向上します。
フレームワーク次章
続いてゴールイメージが決まったら、アウトプットを考えましょう。
アウトプットを明確に回答ができるようにするため、今の行動が全体のどの部分に位置しているのか、その行動がアウトプットにつながる作業なのかを把握して進めることも重要です。
さて、成果のまとめ方の方法をご紹介します。
それは「空・雨・傘」でまとめることになります。それぞれの意味は次のようになります。
・空:現状はどうなっているか(事実)
・雨:その現状が何を意味するか(解釈)
・傘:その意味合いから何をするのか(行動)
生まれたきっかけは、出かける前に空を見上げたとき、真っ黒な雨雲に覆われているという「事実」があったとしたら、普通の人は雨が降ってきそうだと「解釈」します。そして、傘を持って出かけるという「行動」をとることから来ています。
フレームワーク終章
実例を出して見てみましょう。
あなたがファストフードのコンサルタントで「今から30分で新規事業のアイデアをだしてほしい」と言われたら、
「空・雨・傘」を次のように使いアウトプットをイメージして全体設計を進めていくことでしょう。
空:ファストフードの売り上げが減少している
雨:健康寿命を考えてジャンクからヘルシーへの切り替えが増えているから
傘:野菜を増やして、糖質や油を減らしたメニューを開発
続いて、昨今の飲食店の売り上げ減少の対策についてのアイデアを出すとしたら次のようなことになるでしょう。
傘だけになってしまいますが、「宅配を行う・冷凍食品化する」または「お弁当販売・店舗専用のお食事券を作成する」
つまり、前者はすでにファンがいてある程度の稼ぎが見込める方法、後者はファンがおらずまずは味を知ってもらいうことを優先するような方法になります。
このように「空・雨・傘」のフレームワークを用いることで、思考のスピードは上がり、現状の分析や検証を経た解決策を論理的に伝えられるため、説得力を持ったアウトプットになります。つまり、「質・スピード」を兼ね備えた仕事が可能になるのです。
アウトロ
今回はこんな感じで、無茶ぶりから学んだ仕事の効率化について方法をご紹介しました。
方法を正しく運用することで、あなたの中の可能性が膨らみ、仕事に対するやる気や活力が沸き上がることでしょう。
そしてそのエネルギーをほかの分野や業界でも通用するのか試したくなったら、あなたは成功者です。
ひとつの企業で一生を過ごす時代は終わりました。
幅広い経験を積んで知識を蓄え、やりたいことに集中することが現在の働き方です。
挑戦をしなければ生きていけない。挑戦をしなければ生きている意味がない。
いま私はそのように考えています。
最後にオススメ書籍のご紹介
・仕事の結果は「はじめる前」に決まっている マッキンゼーで学んだ段取りの技法