まえがき
ヨガスートラの最終章はカイヴァリヤ・パダと呼ばれ、「孤立していて完全に純粋である」と訳されます。これはヨギのサーダナ、つまり修行の集大成です。ヨギが自分自身の心の奴隷ではなくなった状態に達すると「永遠の解放」つまりモクシャが達成されると言われています。この章の意味は、意識がそれ自体に依存している状態であると言われています。
本当の瞑想とは何でしょうか？
スピリチュアルな実践が進むにつれて、アーサナとプラナヤマ（ポーズと呼吸法）が、集中し始めることができる精神（ダーラナ）に導きます。集中力が達成されると、心はより高い瞑想の領域（ディヤーナ）に向かう準備が整います。パタンジャリが定義した真の瞑想とは、私たちが想像するよりもはるかに深くて奥深いものです。
この状態で、私たちは自己実現、つまり自分自身をよりよく知る技術を実践し始めます。私たちが真の没入や瞑想に陥っているとき、自分自身と他人について信じている違いは消え始めます。これがこの修行の最も魅力的な部分であり、ここからサマーディの本質を垣間見ることができます。（または悟り）
ボブ・マーリーが言うように、私たちは皆、ひとつの愛であり、隔たりの壁は人間のエゴによって作られるだけです。
